住宅取引時のインスペクション義務化とは?説明のタイミングと背景も解説

住宅取引時のインスペクション義務化とは?説明のタイミングと背景も解説

中古住宅の取引には、契約成立後に買主から売主へ物件の状態に対する契約不適合責任についての問い合わせが少なくありません。
そこで近年、インスペクションを活用して中古物件における知らなかった欠陥をなくす動きが加速しているのです。
そこで本記事では、インスペクションについて制度の概要と説明するタイミング、義務化された背景について解説します。

説明が義務化されたインスペクションとは何か

インスペクションとは、不動産取引において扱われる中古住宅に対し、第三者が客観的に調査を行い、家の状態がどうなっているかを明確にする住宅診断です。
チェックをおこなう第三者は、住宅診断士や調査技術者といった専門知識を持ったプロが対応します。
建物診断をおこなう最大の理由は、買主に取引の安心材料として提示するためにほかなりません。
売主の主観が入っていないため、中古住宅の状態がより客観的に評価できるでしょう。

▼この記事も読まれています
中古住宅の築年数で狙い目は?20から25年の物件が注目される理由を解説

義務化されたインスペクションを説明するタイミングはいつ?

不動産取引において、インスペクションを説明しなければならないタイミングは明確に定められています。
1つ目は、媒介契約を結ぶ際です。
売主と買主の双方が、インスペクションの実施について納得している必要があります。
2つ目は、重要事項説明時です。
重要事項説明とは、契約書を取り交わす前におこなわれる事前説明ですが、ここでも建物診断の内容についてきちんと伝えなければなりません。
3つ目は、売買契約時です。
インスペクションは、売主と買主の間で契約が交わされる際もきちんと伝えなければなりません。
つまり、説明をおこなうべきタイミングから考えると、インスペクションは取引の早い段階で終えられているのが理想です。

▼この記事も読まれています
建売住宅を購入するときのチェックポイントとは?3つのポイントからご紹介

インスペクションの説明が義務化された背景とは?

インスペクションは、不動産市場において新築だけではなく、中古住宅の取引の増加によりその価値が見直されている点が大きく関係しています。
それまではフロー型といって新しい家の建築に注力していたところから、ストック型の既存の住宅を大切にする流れが背景にあるのです。
また、インスペクションは、実施した事実の告知の説明については義務化されたものの、実施そのものについては義務化されていません。

▼この記事も読まれています
建売住宅は建築前に契約できる?流れやメリット・デメリットを解説!

まとめ

インスペクションを実施する目的は、中古物件の取引におけるトラブルの回避です。
説明するタイミングも3回あり、売主と買主の双方が納得して契約に踏み切れるサポートになるでしょう。
ただし、実施についてはまだ義務化されておらず、すべての物件が実施済みとは限りません。
下関市を中心とした山口県の不動産のことなら株式会社プランハウスにお任せください。
お客様のご要望に寄り添ったご提案をさせていただきます。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください。

株式会社プランハウス メディア編集部

株式会社プランハウスは、下関市を中心に山口県内の不動産情報を幅広く取り扱っており、とくに戸建て住宅のご提案に力を注いでいます。地域に密着した営業を通じて、多くのお客様の住まい探しをサポートしてきた実績があり、ライフスタイルや将来設計に合わせた住まいのご紹介を心掛けています。
私たちは、丁寧かつ親身な対応で、ご要望に応じた選択肢をご提供しています。実際の生活をイメージしていただけるよう、物件の特徴を体感できるオープンハウスも随時開催しており、購入前の不安を少しでも解消できるよう努めています。
コラムでは、下関市で戸建て住宅の購入を検討されている方に向けて、これまでの経験をもとに住まい選びのポイントや地域の特徴をわかりやすくお伝えしています。住まいに関するご相談やご不明な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。皆さまの理想の住まい探しが実りあるものとなるよう、誠意をもってお手伝いいたします。