永住権なしでも住宅ローンを組める？外国人が申請する際の審査内容も解説

新型コロナウイルスによる影響が落ち着いた最近は、旅行目的で訪日する外国人が増えてきました。
そのなかには日本に永住することを希望する方や、日本国内の不動産を購入したいと考えている方もいます。
今回は、永住権がない外国人が住宅ローンを組むことは可能なのかについて、申請する場合の審査内容なども交えながら解説します。

永住権がない外国人が住宅ローンを組むことは可能なのか

日本では、永住権なしの外国人でも日本国内の不動産を購入し所有権を持つことができますが、住宅ローンの取得は別の問題です。
多くの日本の金融機関は、住宅ローンの申請条件として「日本国籍」または「日本の永住権を有すること」を要求しています。
もし数年後に母国へ帰国された場合、金融機関にとっては住宅ローン回収のリスクが生じるため、これらの条件を満たす必要があります。

永住権なしで住宅ローンを組む方法

金融機関によっては、永住許可を持つ配偶者が連帯保証人になることで、永住許可なしの外国人でも住宅ローンを組むことができる場合があります。
収入が安定している場合、審査に通過しやすくなる傾向があります。そのため、頭金を多く用意することも、住宅ローンの審査を通過するための一つの方法です。
さらに、母国の銀行が日本に支店を持っている場合、母国の銀行を利用して住宅ローンを申請する方法も有効です。
ただし、母国の金利が適用される場合、金利変動のリスクには留意する必要がありますが、日本の金融機関と比べて審査が通りやすい傾向にあります。

永住権なしの外国人が受ける住宅ローンの審査内容とは

永住権なしの外国人が住宅ローンを申請する際、審査内容では居住年数が重視され、一般的には日本に長く住んでいるほど有利です。
また、本人や収入を証明する書類の有無も重要視されますので、身分証明書や在留カード、源泉徴収票、納税証明書などの必要な書類を揃えておくことが必要です。
さらに、住宅ローン手続きは日本語でおこなわれるため、担当者と十分な意思疎通ができるかどうかも重要なポイントでしょう。

まとめ

永住権なしの外国人でも、一定の条件を満たせば住宅ローンを組むことは可能です。
日本への永住許可を有する配偶者がおり、頭金を多めに用意するなどのコツを活かすと、住宅ローンの審査に通りやすいでしょう。
審査内容としては、日本国内における居住年数や本人・年収を確認できる書類の有無、一定の日本語能力が挙げられます。
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