リースバックとは?メリットやリバースモーゲージとの違いもご紹介

リースバックとは?メリットやリバースモーゲージとの違いもご紹介

日本では65歳以上が占める割合が約3割といわれており、ローンの返済など将来の住まいに不安を抱えている方は多いかもしれません。
ところで、マイホームを売却したあとも引き続き住み続けられる方法があるのをご存じでしょうか。
そこで今回は、リースバックとは何かのほか、メリットやリバースモーゲージとの違いもご紹介するので、住宅ローンの返済に困っている方はお役立てください。

リースバックとは:仕組み

リースバックとは、不動産を売却した所有者が、売却した不動産を買主から借りて引き続き利用できる仕組みです。
高齢化社会を背景に、セカンドライフの資金を備えておきたいと考える方や住宅ローンの返済に不安を感じている方が増えているようです。
リースバックは、売買代金を一括で受け取れるとともに、引っ越しが不要なので近所の目を気にする必要はありません。
近年は、自宅をリースバック事業者に売却し、この事業者と建物賃貸借契約を結んだうえで売却した住宅に引き続き住み続けるケースが注目されています。

リースバックとは:メリット

売却により必要な資金が手に入り、そのまま住み続ける仕組みそのものが魅力といえるでしょう。
また、固定資産税がかからなくなる点もメリットの1つとしてあげられます。
しかし、毎月の家賃が必要になるため、家賃が高すぎると将来的な負担が大きくなってしまう点はデメリットになるでしょう。
家賃は周辺の相場とは異なり、事業者が買い取る価格に対して利回りを考慮して設定されるため高くなりやすく、その一方で、売却金額が相場以下になるのが一般的です。
さらに、設備などの修繕費が借主負担と定められるケースがあるので注意してください。

リースバックとは:リバースモーゲージとの違い

リバースモーゲージとは、担保物件を提供したうえで生活資金などを貸してくれる高齢者向けのローンです。
債務者が死亡した際に、担保物件を売却して借り入れ金を返済する仕組みです。
借り入れ金の使い道は、生活資金など銀行が認めるものに限られます。
また、リースバックは売却に伴い所有権が移転しますが、リバースモーゲージは住んでいる期間中も所有権が残る点で2つには大きな違いがあります。
固定資産税や維持管理は、所有者が負担しなければなりません。
さらに、リースバックは不動産全般が対象とされますが、リバースモーゲージの対象は土地つき建物に限られるのが一般的なので注意が必要です。

まとめ

リースバックは、不動産を売却し、そのまま住み続けることができる仕組みで、固定資産税がかからないメリットがありますが、家賃が高くなりやすいデメリットもあります。
一方、リバースモーゲージは、担保物件を提供して生活資金を得る高齢者向けのローンで、所有権が残る点でリースバックと異なります。
これらは、将来の住まいに不安を抱える方々にとって、メリットとデメリットを慎重に見極めることで、安心した老後を手に入れる選択肢となるでしょう。
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